2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どうでもいい思い出として、学生の時分、お前の絵には主題があるのかと問われ、グリーンリーバーグのルオー評を読んで、主題は確実に人を深みに導くが、そこはカオスかもしれないとか、そんな言い回しがあり、ルオーをくさしていて、自分がユダヤ人故、頑固…

ブックオフで見つけた、Eurasian-Rungと言うバンドがよくて、The Creamの銀色のジャケットのアルバムのような国籍不明のトラディショナルやThe Pentangleのようにジャズ的な即興演奏や他にファンクを織り交ぜていて、何処のバンドだろうと思ったら日本人の名…

ベーコンの回顧展が東近で予定されているとのこと、30年前にも東近で大規模な展覧会があった。美術研究所で講師が夏休みにどんな絵を観た?と一人づつ訊いていき、ほぼ全員がベーコン、独りだけコローと応えた。自分もベーコンだった。もしかしたら、シーレ…

南博の音楽は好むところなのだけど、ネットでの発言には、あまり共感するところはなくて、このようなことは多々あるのだけど、音楽は音楽、発言は発言ということ。 自分の綻びだらけの生活や無惨な絵もなんとかしないといけない。

まず、古い話から。生産物の需要を決めるのは、投資需要。これは未来の収益への期待と利子率によって決まるが、利子率は中央銀行が発行した貨幣量と、人々の「時間」「可能性」への欲望とのかねあいから決まる。決定された生産物の需要が、国民全員に雇用を…

リフレ派と云われている人の本を最初に読んだのは郵政改革騒ぎの時。講談社新書から出ていた。マル経出身の月光仮面氏の本よりは根明で分からないながらも好感触であり、その後も発言は注意して追いかけてる積もりなのだけど、その間、教祖的存在のバーナン…

ロジェによるプーランクのピアノ曲集は結構な見つけ物だった。正直プーランクの弦楽曲はナクソスで何枚か聞いて、ベルエポックの多幸症的、機械文明礼賛的な収拾のつかなさが印象にあって、陰気な自分は気後れしてしまう感じがあったのだけど、ピアノ曲は文…

なにやら、六本木で暴れていて人殺しまでしてしまった人達がいるそうであるが、海老蔵を半殺しにしたのもこのひと達であるらしい。両事件の暴力の度合いは報道されている範囲でまるでバイオレンス映画のようで恐ろしいのだけど、朝青龍の六本木での廃業の原…

アメリカのマスコミは自国の財政問題について率直に報道している。それに対して、日本のマスコミは財政問題について、全うに報道をしているのか気にならないでもない。緊急経済対策の20兆なんてかなり怪しげというか、“やれやれ、またやってるよ、本当は崖っ…

ラオスのジャングルという言葉につまずいた。ジャングルという言葉に相応しい森はマレーシアで見た覚えがある。食虫植物がワサワサ生えていて、やたらに緑色が濃い草が生え茂っていて生命力に満ち満ちているような。ラオスの森はそれ程でもなくて、要は熱帯…

スカのベストセレクションの三枚組CDを五百円で見つけた。三十年振りに聴いていて懐かしい。八十年代に十代の子供としては、ロックミュージックは七十年代で終わっている感があって、同時代の音楽としてはレゲエやスカの方がリアルに聞こえたのだけど、その…

イギリスには、公式肖像画というものがあるらしい。そして、専門の美術館もあるとのこと、一度観に行ってみたいのだけど機会はないだろう。しかし、アメリカの同種の美術館のコレクションについては上野の西美が借りて来たことがあった。大して評判にもなら…

内田光子の弾くモーツァルトのピアノソナタを低価格で見つけた。ベートーベン同様、注意して聴いてこなかったので、ある意味新鮮だったりする。僕の頭の中では、バッハの次は、ブラームスやマーラー、シェーンベルグあたり、そしてドビュッシー、メシアン、…

竹中平蔵をググったら、産業競争力会議の委員に入っているらしい。岸信介の時代ではないのだから、このような会議は存在自体がナンセンスと、以前の竹中平蔵なら言って然るべきだと思うのだけど、大きな政府派へ転向したのだろうか?因みに選挙前に、某政党…

古本屋でぼんやりと本を売りに来る人と店員の会話を聴いていると、経済書というものは、出回る冊数が多く、尚且つ、書店としては引き取りたく無いものであるらしい。想うに現象の記述を超えたものに成りにくいジャンルと言うことではないだろうか。ある時代…

総額だけが予め決まった五年計画による長期金利の上昇を抑えるために、政府が日銀をこき使う、あるいはこき使い易くするために日銀法改正を行うという話が、新政権の目玉ということらしい。日銀法の改正によって昭和にタイムスリップなんてことを考えている…