古本屋でぼんやりと本を売りに来る人と店員の会話を聴いていると、経済書というものは、出回る冊数が多く、尚且つ、書店としては引き取りたく無いものであるらしい。想うに現象の記述を超えたものに成りにくいジャンルと言うことではないだろうか。ある時代のある地域で起きたことが、将来別の地域で起こることの予測に繋がる保証があるか、或いは当の現象自体を記述する方法があるのか、といった基本的な問題がクリアし難いものがあるのではないかと門外漢としては思ってしまうのである。しかし、失業率と自殺者数に相関関係があるなどという話を見かけるとドキリとしてしまったするのも事実であったりもする。

日銀総裁の後任について、財務相は学者を否定しているとのこと、そうすると、浜田とか岩田とかインフレターゲットに肯定的という理由で名前が聞こえ来ている人達は外れることになるようだけど、どこから人をつれてくるのだろう。