2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

 「幼年時代」室生犀星

犀星の「幼年時代」という小説は不快な小説である、その理由はよくわからないのだけど、わからないなりに気がついたことを纏める。 ”私”は養子に行っているにもかかわらず実母のもとに通っている。そして実母に問う。”「おっかさんはなぜ僕を今のおうちに養…

日記

・テレビをつけたら、日本テレビで、渡辺恒夫と中曽根康弘とテリー伊藤が三人でトーク番組をしていた。しかし、これだけ条件がそろえば観ておくとなにかのネタになるに違いないと思いながらも、途中で風呂にはいってしまった。 ・ムンク展を観にいかなくては…

 「続・日本国の研究」猪瀬直樹、「「家計破綻」にまけない経済学」森永卓郎

BOOKOFFにて、「続・日本国の研究」(猪瀬直樹) を見つけた。気になることもあってパラパラと頁を捲ってみたものの肝心なことは見つからなくて、代わりという訳でもないのだけど税金についての主張が出ていた。 1998年当時の状況について、 ”民主党が主張し…

 裏ヴァージョン 松浦 理英子

裏ヴァージョン (文春文庫)作者: 松浦理英子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/11/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (30件) を見る40代に差し掛かった腐女子のはなし。(自称右翼の友人は、ホモは許せないけどレズビアン…

[美術]現代絵画の展望

上野駅内のBreakステーションギャラリーにて、通りすがりに鑑賞。 ギャラリーといっても、飲食店街を分断する吹き抜けの二階部分の回りを回る通路の一辺の壁にショーウィンドウが作られていて、そのなかの方眼の交点に小さな穴が一面穿たれたボードに、絵が…

日記

自分が中高生時代を過ごした街に行ってみて寂れ具合に驚いた。 もともと1960〜70年代に開発された街で、住民の多くは都内に職を得ていた筈なのだけど、それらの世代の老齢化が進んだということなのだろう。 スーパーに入ると若い夫婦なんかもいるのだけど、…

フェルメール

随分と日が経っているけど、フェルメールも観に行っている。 この画家については、もともと時代の近いレンブラントやシャルダンに比して、強い関心を持っているわけでもなくて、しかしながら世間のこの画家に対する関心は高まる一方で、私が高校生の時分には…

日記

近所にある由緒ありげな真言宗のお寺の立派な南大門、とは言っても一層建ちの八脚門なのだけど、その脇に、いつの間にやら布にくるまれた像が二体ならんでいる。くるまれながらもそのアウトラインで、仁王像であろうと予想しているのだけど、いつになっても…