ジャック・ルーシェ・トリオのサティ、元曲が半ば商業音楽のようなところもあるので、弄らなくてもいいのではないかと思っていたのだけど、ベースラインやら、ドラムが、耳に珍しくて、というかベースが妙に上手だし立体的というか、そういえばドイツのヨアヒム・キューン・トリオもゴツゴツしてて凄かったなと思い出した。しかし、ジャック・ルーシェはリラックスするタイミングで、リズム隊が気だるくなりきれない、キューンについては、端からリラックスする気のないような音楽だから、少なくても自分の聴いたものについてはと断りを入れて、気にならなかったのだけど。気だるさはアメリカ音楽固有の性格なのかとか、ブラジルには歌ものしかないし、いずれもにしてもブックオフにもっとトリクルダウンしてくるのを期待するほかないのが寂しい。