雑記

・SAKAI USHIO TRIO
Feelin’Blue
これも安い棚に一年くらい晒されていたCD、 ジャケットのデザインもシンプルで、印刷代も切り詰めたかのような佇まい、てっきりピアノトリオかと思っていて、聴いてみたらハモンドオルガンとギターとドラムの構成。しかしながら、ベースラインが聴こえるのだけど、これはオルガンによるもののようで、鍵盤楽器でも、音源や音質によって、随分と奏法や音楽における役割がかわっくるものだと改めて思う。ともするとエッジが緩くもっそりと聴こえるオルガンに対する鋭いツッコミのようにエレキギターが入るのは、ウェスト・モンゴメリーも似たような組み合わせではなかったかなと思う。妙に騒がしいメルビィンのハモンドよりは聞き易いのだけど鬱を吹き払うのには向いていないかもしれない。