雑記

ブックオフ加古隆のCDをイージーリスニングの棚でみつけた、500円、盲点といえば盲点で今までこの棚を見なかったために、聴きそこなったものについて考えると、悔やむに悔やまれないものがある。それにしても安い棚に張り付いている人たちは、なかなか風呂に入れない人も多いようで、この人たちにとって、音楽はそれほどまで大事なものなのかと思うと、音楽家に嫉妬心を感じないこともない。画廊にそんなお客さんがくることがあるかなと考えてみて、思いあたるようなお客さんがいたこともあって熱心に観て質問してきてくれた酸っぱい匂いのするお客さんを、画廊の若い社員が追い出してしまったことがあった。しかしながら、他のお客さんに迷惑だとか、対応する作家さんに負担がかかるとかいわれて、そんなものなのかと思ったのだけど、その画廊自体が無くなってしまったことを考えると、やはり間違いだったのかもしれない。