雑記

・昨日は、戯れ言のつもりとして精神という言葉をつかったのだけど、読み返してみるとこの言葉もいつの間にか怪しい言葉になっている。
簡単には、ヤスパースの言葉を牽けば、
人間とは何であるか。人間は身体として生理学によって研究され、精神として心理学によって研究され、共同体的存在者として社会学によって研究されます。
ということになるのだけど、そもそも心理学というものもどこかあやしい、書店でその方面の棚に並んでいる本のタイトルをみると殆ど、占いや宗教、果てはオカルト本の類としか思えないような本が並んでいたりする、またインターネットの掲示板を読んでると、こんな気分の時はこの薬をのめばいい、とか入手方法はどうのとか、劇薬指定されている薬剤について素人が平然と情報を遣り取りをして外国から薬物を取り寄せていたりしたりしていて、現実的にはすっかり生理学の対象としか思われて居ないかの様相であったりする。勿論そのこと自体嘆くつもりもないし、否定するつもりもないのだけど、ややっこしい事態ではあるように思う。


・ArtIsFor The Spiritという作品、20年前にみた時はつまらないものだと思ったのだけど、マネーゲームに活路を見いだしたかのようなファインアートの状況に対するアイロニー だったのだなと今にして理解できたような気がする。