昼間に空き時間ができたので新富町の画廊にいった。
画廊には入れたのだけど、片付け中とのことで、片付け終わっていない一部の作品しかみることはかなわなかった。
力と勢いのある筆調で、びっしりとした色面を色面同士の関係が不定で、平面に輪郭線をひいて塗り分けるのではなく、絵をかきかながら広げたり、下層をほぼ隠蔽するかのよに筆で塗りつけたりしてあったりして、浅い虚構の空間が表出しているかのような、あるいは、絵のサイズのためか自分が色面の層の入り込んでしまったかのような眩暈を感じた。
死とか終わりといった言説が前世紀の後半にはあったのが嘘のようで、何故にその様な些かカルトちっくな言説がまかり通っていたのかと不思議であったりする。