基本的には交響曲を聴けるような環境ではないのだけど、トゥーランガリ交響曲を聴いている。メシアンが作曲したのが1946年とのこと、所謂、現代音楽のフォームというのは、この頃に出来上がり、次世代のブーレーズシュトックハウゼンリゲティあたりで打ち止め、あとはマンネリ化という印象を勝手にもっていて、勿論、音楽をやっている人たちからしたら、とんでもないと言われるのだろうけど、美術にも照り返してみて、創造的な時期というのは短いものなのだと思う。何を持って創造的というかとか問題はいろいろあるのだけど、今日はそう思ったということで、メモ程度。音楽史とか美術史とか言い出すと、数珠繋ぎに芸術家の名前が並ぶかのような錯覚を持ちがちだけれどもと、自分の勘違いについての反省。
そういえば、シュトックハウゼンの教え子が複数人、ロックミュージックに転向していて、彼らの言い分としては、現代音楽はヨーロッパ中どこで演奏しても、同じ二百人の観客しか聴いてくれないとのことであった。
明日になれば、また考えも変わろうかとも思う。