CageのCDも300円で投げ売りされていて、一部MarilnCrispellがtoy pianoを演奏していたりして、アメリカではジャズとクラシック双方で演奏活動をする人も意外と多いのだなと思ったりする。Cageの音楽自体は弛緩したものとも思うのだけど、その後のミニマリストに比べれば苦味も含み聴き手に能動的な態度を強いる。或いは、今、偶々聴いているRALPH PETERSON QUINTETよりはシリアスであるし、最近はめっきり聴かなくなったROCKについてはコメントを控えるにしても、ガムラン音楽から着想を得たかのようなpianoの使用は人を音で包むのではなく本を読むように音に向かい合わせるとい意味ではシェーンベルグ以降の音楽の範疇なのだと思われる。