自分の個展で人を殴ったという噂のある画家を2人しっている、といっても、いずれも面識があるわけではない。作品は注目していて、展覧会も観に行っていた。

1人はその後何処か大学の教授にもなって大成(?)した。問題はもう1人のほうで、それ以降作品を観る機会がなくなってしまった。

ネットで検索しても活動が一切掴めない。

殴った相手が余程不味かったの、あるいは彼の属している社会が厳しい社会なのか、或いは本人がまいってしまったのか、恐らくは本人がまいってしまったのだろうと思っている。

学生時代に描いた抑えた色調で描いた家族の絵が忘れられなくて、その展開を心待ちにしているのだけど、もう観ることもないのかと思うと残念でならない。