ロードムービー風に作られているテレビ番組の一つで、バカルディの二人と女子アナが街を歩きながら、会う人や物事にコメントしたり絡んだりするもので、近所が取り上げられていたので、興味深く視聴した。結果判ったこととして、撮影されていた複数のポイントの散らばりからして、その間の移動は車両により行っているであろうことと、ある程度事前に撮影ポイントを調査しているであろうことで、冷静に考えれば当たり前のことなのだけど、ぼんやりと流し観るという性質の番組故かつまらない思い込みしていた。
・ナショナルジオグラフィーという雑誌を祖父が定期購読していて、といっても祖父が亡くなって既に数十年経っているのだけど、兎も角、この異国の黄色い表紙の雑誌が子供の時分のお気に入りで、行ったことのない国々の風物が大きな写真付きで紹介されていて、肝心の記事は子供の自分には読めなかったのだけど、写真は飽きることなく眺めていた覚えがあったりする。今はこの雑誌の日本版もあり書店にも並んでいて、なんの気もなく手にとって開いてみたのだけど、思い出ほどおもしろくもなく、すぐ棚に返してしまった、もしかすると病気のせいで人間的感情が枯渇しているのかもしれない。客観的に考えてみて楽しいことを感じることが出来なくても人間は生きていけるわけで、ややこしい生き物なのだなと思う。