最近は、鬱のせいもあるのだけど、あまり他人の描いた絵を見なくなった、出歩くのが、億劫なのである。自分の絵については、去年よりは幾分ましになってきたと思っている。というか、絵を描きながら、絵以外に考えることが在るのが、意外といいのかもしれない。例えそれが、国の借金の限度は何によって決定するのかといった、自分が考えてもしょうがないことであれ、絵の外に関心が向くのは、絵における失敗を過度に恐れることから、自分を解放してくれるようだ。