Morao morao と書かれたCDを買って、聴いてみたらフラメンゴだった。パコ・デ・ルシア以外、このジャンルの音楽は聴いたことがなかったので、其れなりに新鮮な気分できいている。拍子をとっているのは、楽器なのか、手や脚なのか、ギターは、アコースティックとエレキギターがはいっていて、あとは声なのだけど、唄っているのか、囃しているのか、不明瞭ながら、複数のひとの声が聞こえる。録音の仕方も、一人につきマイク一つというわけではなくて、まとめて、一つのマイクで拾ったような、解像度の不鮮明さがあって、ギター以外は、何が何やら、よく分からない。ギターも、比較的早い時期のパコ・デ・ルシアのような、聴きやすさがあるのだけど、それほど、ファインではなくて、不純物を多分に含んでいて、怪しげで妙にたのしかったりする。