雑記

自分が時おり立ち寄る画材屋の入ったビル、同じビルにその系統の予備校もはいっていてオーナーの趣味をうかがわせるのだけど、ビルの外に石原真太郎の手によるブロンズの彫塑と彼が粘土板に刻んだ精神賛美の碑文、これもブロンズに移されていてものものしかったりするのだけど、それらをみていると彼の彫刻についての考えをきいてみたくなる。小説は読んだこともあるのだけど、ボクサーが女の子を妊娠させてどうのこうのといった芥川賞にありそうな、青春小説といった感じで良くも悪くも思わなかった、しかし他人の書いたものについては、どんな評をする人だったのかもしりたくなった。およそ彫刻マニア、小説マニアではないと言っても僕よりは読んでるだろうし、詳しいのだろうけど、にも関わらず、それらについて言うことを持っている人というのは意外と貴重だと思う。