雑記

新潟で生まれて××で育った・・です。
××には、その都度の巡業地の名前が入る。TV中継される寄席で落語家が語る分には面白い。要は他の土地の人も見ていて、この厚かましい落語家が自分の土地に来たら、その地名が××に代入さのるであろうことも、予想されるからであり、また普段からTVで見掛ける顔であれば、あながち嘘でもないからである。
しかし、近所の市立博物館で、近過去、作家、観衆、関係者もろもろ合わせて、日本全国三千人とまことしやかに云われていた時代の一瞬の人気作家数名が自分の住んでいる土地になんの縁があるのかと、××の美術百年史と銘打った展覧会をみて驚いた。自分が十代の頃の憧れだった作家の作品をまた見れたのは嬉しいことはうれしいのだけど疑問ものこる。
ガイドをよく読んだら、学生時代にこの土地に住んでいたことがあるとのこと。
展覧会を後援している協議会との縁のほうが土地との縁より深いのではないかと思ってしまった。
仮にも税金で運営している博物館で展覧会を開くのであれば、大義として学術的、教育的テーマが必要ではないのかなと 思わずにはいられなかった。民度が低いから詐欺師のような現代芸術一座に好きなようにされるといってしまえばそれだけの話なのだけど、せいぜいが自分の足を喰らう蛸にならないよう気をつけて欲しいと余計なお節介。