4月26に、池袋の千年画廊で、薄井崇友さんの個展を拝見しました。
もともと、美術マニアで世界中の美術館を観てあるいたり、美術作品の撮影を生業にしたりしてた人で、目利きな人。
また。今まで、小出しにされていた作品は写真と絵画の間をさまようような、美学的な関心に基づいて製作されたものだったのだけど、今回はあからさまに主題があり、そして、趣味性は後退しているようにみえました。
原発メーカーによる安全啓蒙教育の輸出、或いは事故以降、世界のどこにいても、空間放射線量を意識するようになってしまった自身の傷を、商業美術の手法で、タイトに表現していて、冷や水を浴びせられたような気分になりました。
会期は5月13日までとのこと、興味のある人もない人も是非ご覧ください。