オッド・ネルドルムへの関心は、近世の絵画技法の使用とカメラの不使用という点、実際のところカメラを用いずに具象画を描いたところで、不思議とカメラを用いたような絵になりがちなくらい、現代人の目はカメラに浸透されているものであり、あえてフェルメールのようにカメラに似せようとしなくても、どこかここか写真に似てくるものとの思い込みが有るのだけど、この人の絵は違うようで、、。とはいっても、実作をじっくりと観たことがないので言い切れないのだけど。しかし、自らをキッチュとするこの画家の作品を招待した白日会という日展系の団体展も妙といえば妙だと思う。