雑記

鳩山由紀夫のホームページを覗いてみて、如何にも広告代理店が、イメージ操作の為に、つくっているかの佇まいに、とりつく島を見つける事が出来なくて、自分に失望した。
デモに参加するくらいだから、率直に、他人の意識に、訴える姿勢をもつ人なのかと、期待しなかったと言えば嘘になる。
しかし、冷静に考えれば、大金持ちで、勉強も相当出来て、代々、行政府の頂点付近にいた家族の人が、アナクロな牧師の説教の様なレベルで、他人に働きかけようとするわけもないのであって、彼の一挙手一投足、ジェフ・クーンズの作品並みに、高度で不可解なものであり、言語学者でもない限り、其のメッセージは解析不能と考えれば、腑に落ちる。
メディウムは過剰にあり、其のどれ一つとして、直接的ではあり得ない、そんなメディウムを通して、デモという、直接性への希求行為に触れたと誤解した。
デモには、最初から直接性を希求しない人間も、参加可能であるし、例え生身の人間同士が、顔をつきあわせ、声をあげあったとしても、政治という営みにおいて、それを、直接的とするかと、ややっこしくなってきた。