雑記

今更、コルトレーンやマイルスの音楽は、聴きたくない。それらは、さんざん聴いてきた、或いは、聴かされてきた。所詮、自分は音楽家ではないので、それくら大雑把な気持ちで、中古CDをあさる。そうすると、安価なCDでは、所謂バナナ共和国関係、欧州系、あるいはフリー系を引くことが多くなる。欧州のジャズは本来の意味でのフォークミュージックを鑑賞用に改良したインテリ音楽のようで、バナナ共和国ものは、おそろしくリズミカルな音楽で、和様化した抽象表現主義的である意味絶望的なものを感じさせたりもする。フリーは現代音楽化したジャズ。勿論、ジャズは音楽のなかでは、早くから産業化されたジャンルなので、アメリカ以外にも多くの聴衆をもっていて、アメリカで食い詰めた音楽家が欧州に移住したり、欧州に呼ばれて録音をしたり、あるいは日本でも多くの録音をしていたりする。そういうものについては、何故だか欧州での録音の方がありがたい場合が多い、何故か日本での録音盤はフュージョンか、古典落語のようなスタンダード集で、素人の自分は楽しめない。

つまらないことを書いたと、ビンス・ガルディの50年代中頃の録音を聴き直してて思った。しかし上の文章とて、自分が、つい1時間前までは本気で考えていた事柄なので自分のために削除しないことにする。