帽子

ソフトバンクのCFで、犬の被った麦藁帽子が風に舞い上げられて、主から離れた麦藁帽子をカメラが追いかけるショットをみていると、瞬間、角川映画人間の証明」のテレビCFを思い出すのだけど、意図して作られたものだろうか。

ちなみに、「人間の証明」のテレビCFで一部朗読されていた詩は、西条八十の「帽子」という詩だったということを最近になって知った。
詩については、促されるままに想起のプロセスを辿ると、なにやら過剰に現実的な麦藁帽子を囲む光景の創出に至るようで、もしかすると詐欺の手口というのはこういうものなのではないかと思わせるようなものであったりもする。