日記

★飯を喰ったり風呂に入ったりしながら観ていたTVで、アメリカ、中国、台湾でのコシヒカリの栽培の様子が写っていた。
アメリカと中国から圧力をかけられるとすれば、何れ市場開放ということにもなりかねないということなのだろうか。米の値段が下がるということは喜ぶべきことか、それとも、悲しむべきことなのかわからない。
同番組においては、先進国は主食については高い自給率の確保につとめているということであったのだけど、各国の自給率についての具体的な数字は出てこなかった、あるいは私が見落としてしまったのかもしれない(これについては別途調べてみる他ないのだろうけど)。番組終盤の方には既に米を自由化した台湾の農家の現在の姿が映されていて、企業により厳しく品質と生産を管理される農家や、既に廃業した農民の厳しい現状が映されていて、要はもともと生産性の低い産業の近代化(この言葉も古い言葉だと思うのだけど)の難しさが浮き彫りにされているかのようであったのだけど、自由化によって益を得るであろう人々というものもいる筈なわけで、ここら辺についての説明もほしかった。
日本の場合であれば、コシヒカリを外国に持ち出すのを手伝った商社というものが恐らくはいたのではないかとか、あるいは食料が安くなれば大概の人の家計は楽になるわけで、なんといっても食料にも消費税(これからどんどん上がることになりそうだ)は掛かっているわけで、そうであれば米の値段が1/3になれば、大いに助かるという人もいないわけもないわけで、餓死者を毎年何人もだしている国内事情を考えれば悪いことばかりではないともいえるのである。(なんといっても日本は嘗て、ほんの短い間ではあったけれども軍隊すら持たなかった経緯すらあったのである。今更、去勢恐怖に慄くこともないだろうとも思うのである。)
しかし、現実的には保護の仕方のテクニカルな話、現状していることでいえば、関税をかけるとか補助金を出すとか、そういうレベルにて何らかの手が打たれるべき問題として捉えられて然るべきなのだろうとは思う。

★”世界”の11月号を捜したのだけど見つからなかった、しかし小沢一郎に稼がしてもらう岩波書店というのも何か変だ、というか小沢一郎の論文がまさか岩波書店オピニオン誌に載る事になるということを20年前に予想した人がいただろうか。

NAXOSのCDが値上げになるらしい、その理由としてはユーロ高と原油高のためとのことが、CDショップに張り紙してあった。