日記

bookoffで、ペルトのアルボスを”洋楽P”の棚でみつけた。700円の値札がついていた。
クレーメルとかヒリヤード・アンサンブルが演奏・合唱しているもので、たしかこの人の曲がTV-CMで使われたことと変な天使ブームで宗教曲が一時期流行ったりしたこともあったので、宗教音楽を参照することの多いペルトのCDをこのような場所で見かけるのだろうと思うのだけど、何故か隣にドクターフィールグッドのCDが挿してあり、こちらは1300円の値札がついているのである。しかしタイトルは今までみたことも無いもので、一瞬迷ったのだけど、そもそも最近はロックのCDを購入しても、一回聴いてそれっきりになることが多くて(それにも関わらず購入してしまうことがあるのは何故だろう、10代の頃の記憶がなすことなのか、それともWEBなどメディアを介して他者の欲望に反応しているのだろうか?あるいは、bookoffという場所から”自分”に持ち帰るものとしてbookoffの側にたって購入しているということだろうか?)、それに比べれば現代曲のCDは反復して聴くことが多いので、自分にとっては使用価値として明らかにペルトが勝るものだろうと考えペルトを購入した。
しかし、もしこれらのCDを自分が聴いたあとに転売すると考えた場合は、よっぽどのことがない限りペルトには値段などつかないだろうけど、ドクターフィールグッドはまだ値がつきようがあるのだろうと思う。ドクターフィールグッドなんてロックの世界ではもはやというか、もともとというかマニアしか聴かないであろうものだけど、それでも現代曲の世界では大メジャーなペルトよりも聴く人の数は多いのである。

両方とも買う経済的心理的余裕がないのが寂しい。