ボンヤリとネットサーフィン(死語)をしていて、ミュラーの画像が沢山アップされているサイトを見つけた。ドイツ的なテーマは不可解であるのだけど、 エクスブリッショニズムというには、抑制が効いていて綜合的でいいなと思った。ついでに、“橋”やら、“青騎士”あたりをみていると、いろいろと自分が見落としていたものがあるのだなという思いがあったりする。不良と関わって人生を棒に振ることがないよう、敢えて見ないことにしていたつもりがあったのかもしれないのだけど、今更どうでもよくなってみたら、そんなに悪いものでもなかったといった感じか、ロットルフの風景の仕事など肯定できるものがあったりする。ぬるさやものたらなさは勿論あるのだけど、その後の美術を知ってしまっている、云わば祭りの後からみて、それほど悪いものではなかったと思わせるものがある。