気がついてみると、舞台上の役者が入れ替わってしまっている。勿論、それ自体、悪いことでもないし、批判するべき事柄でもない。フォーカスを舞台に上がる役者、降りる役者にあててみると、様々な人生がある。事情という言葉と人生という言葉は、年寄の好む言葉であり、このような言葉を書き付けている時点において、僕もB面(レコードをしらない人には通じない言葉)を生きているのだと実感を強くする。勿論、廃業をしたつもりもなく、異なる世界と異なる時代に向けて淡々と瓶詰めを作っているぐらいの気持ちであったりする。