雑記

無理な断薬は止めて、混乱の極みの様な部屋をかたずけていたら、ゲルバーの弾くブラームスピアノソナタが出てきて、聞き出したらたとまらなくなってしまった。19世紀に作曲されたもので彼のごく若いころのものなのだけど、随分と洗練された表現で、嵌まってしまった。かといって、演奏を重ねるたび、冷たい作り物になっていくかのようなクラシックに肩入れしても、寂しいばかりだし、中にはメランコリーをテーマにしたものもあるので、慎重にならないと煽られそうで怖い。