雑記

・自分が十代前半の頃身近にいた画家さん達は大方お亡くなりになっている。
先日、生命保険の営業さんにお伺いした日本人の平均寿命より遥かに若い年齢で、皆さんお亡くなりになっていることになるのだけど、個々の人達を思い浮かべると、なんの疑問も感じないで納得できてしまうのが複雑なところであったりする。

・朝の電車のなかで吊革に掴まったまま気を失ってしまった。正確には耳元の舌打ちに我に返って、気をうしなっていたことに気がついた。申し訳ないことをしたのではないかと、相手に謝ろうとしたら、イヤホン型のヘッドフォンを着けていて、漏れる音からしてヒップホップらしい。意志の疎通をとらなければいけないとのおもいと焦りから思わず、相手の目を覗き込んでしまったのだけど、これが相手を緊張させてしまったようで、こめかみの辺りに微妙に波がたったので、緊張を和らげたい一心に微笑んでみせたつもりだったのだけど、更に相手を退かせて目を逸らさせる結果にしかならなかった。そもそも吊革というものが不安定でいけないと、吊革の元の鉄棒に両手で掴まったところで、また意識が途絶え、次に気が付いた時には、先程隣に立っていた人は斜め前の椅子に座っていて、しかも脚を組んでいて、ラッシュ電車の中でそれはないだろうと思う自分もかなり矛盾した存在であると思う。