雑記

■随分とましな状態になった、なんといっても活字を読める、久しぶりにツァラトゥストラを読んだ。
前に読んだのは高校生の頃で、祖母に表情がニーチェに似てると言われたのが動機だったと思う(因みに、この祖母からは大学の入学祝いにミルトンの楽園の回復をいただいていて、未だに読みきれていない)。
当時は重々しくて、おどろおどろしい印象だったのだけど、今回は軽やかで且つ、ユーモラスに近代における人間の在りようを語ったもののように読んだ。

■久しぶりに、仕事や通院以外の目的でうちを出た。というかキルケゴールの丁寧な訳本がちくま文庫に収まっているとの情報をネットで見かけたので、近所では一番大きな本屋に片道三十分かけてあるいて行ったのだけど、残念ながら目的を果たすことはできなかった。代わりに医者の机の上に見掛けたリルケを買った。

■描きかけの絵に筆を入れた、六月に観ていただいた方達には、あまり評判のよくなかったシリーズなのだけど自分は未だ夢中だったりする。