それとなく点けていたテレビで、テレビドラマ版のターミネーターがながれていて、ジョン・コナーが飛ばされた未来において、彼の伯父であるところのデレクが、ジョン・コナーという名前を知らないという展開になっていて驚いた。
そこを否定してしまえば(そして、手下の女形アンドロイドがいなくなってしまえば)、単なるワーキングプアー(そもそも働いている様子がないので、単に貧困層と書くべきか)の母子家庭の話であって、元ウエイトレスのイカレた母親が、何故か救世妄想をもっているといったティピカルな病人話にもなりかねないのだけど、とりあえず、男の子が妄想の外に放り出されて、自分がnobodyであると認識するような展開は、日本のアニメ(これも実はよく観てないのだけど)なんかとは異質で興味深いと思う。

 チェックしていなかったので、レンタルショップに並んだら観てみようかという気になったのだけど、明日になったら忘れてしまいそう。
しかし、小説であれば、それこそマービン・ピークの書いたファンタジー小説にも似たような展開があったような気もするのだけど、手元に本が見つからない。