見たくない物事や、できれば、見たいようにしか見たくない物事というものもあって、というか、大抵の物事はそのようなものではないかとも思うのである。
これは、精神分析とかそういう話ではなくて、もっと一般的な次元のつもりで、というか精神分析の信奉者であれば、もっとシニカルなものいいをするのであろうとは思う。
しかしながら、そのような欲求に身を任せていると、死が近くなってくるのではないかという脅迫めいた気持ちもあったりして、これまた、落ち着かなかったりするのである。