五百円で二枚組のバッハのチェロスーツ、表記をセロにすると、旧かな使いか、岩手訛りかしれないが、雰囲気が出る。バッハであればインドの虎狩りはないだろうと、そもそも、何枚も持ってて聴いているから、その点は安心していたのだけど、飛び出した音がチェロの音でもセロの音でもなくて驚いた。また、ケースと中身を入れ替えたCDをつかまされたのかと思いきや、曲はたしかによく知っている曲で、ケースをよく見たら、バリトンサックス用にアレンジしたと書いてある。此は此でいいとヘビーローテェーション、しかしサックスなのにジャズっぽくない。
何故か布団より固い床に身を横たえる方が疲れがとれる。しかし既に十一月、江戸の町では大部分の町民は年間通じて紙の布団を使っていたとか読んだが、それでは寒かろう。銀色の遮熱シートの使い方について野宿野郎に出ていた、アレなら紙よりはマシではないだろうか、しかし銀色の面を表にするのか否か?多分表だろうと思いつつ自信が持てない。
大方の予想に反して、未だ三三三一が運営出来ているのは、若年層が置かれている不幸な状況故か、しかしそれをポジに反転しうる社会的装置となっているのであれば社会としては幸福なのだろうと思いつつ脚が向かないのは、自分が夢を持てない程度に老けていることによる。古のロマン主義者の事実上の定年は二十五才位とのこと。