聴きたい音楽が聴けないもどかしさを感じつつ、聴くつもりのなかったコンナン・ナンカロウを聴いていて、当初の目的がよそに行ってしまった。大体アメリカの20世紀の音楽というとケージくらいしか聴いてこなかったのだけど、カウエルといいコンナンといい、逸話だけをきいて所謂前衛の際物かと思って敬遠してきていた(私だけでしょうけれども)ものが意外と興味深く聴けてしまって、どうしたことかと思う。