日記


気を惹く建物なのだけど、撮る度に不満が残る。
機会があれば、昼間にでも撮りなおすべきなのだろうと思う。
というか対象自体に惹かれてしまうと、どうにもならないことが多いのだけれども、アーバスの撮るような写真が面白いのは、撮影に先立って対象自体が特殊であるからである。
勿論、その対象に向き合う撮影者まなざしもあってのものなのであるのだけれども、ここら辺がややっこしい。そして、アーバスの場合、対象の特殊性を規定しているものには、社会的な要素も多分に含まれていたりする。それ故、私写真と云われることはないのであろうとは思う。